南米ウルグアイには高さ1.5メートルにもなる巨大な鳥「レア」が生息しています。
オスのレアは繁殖期にはメスを巡り、激しい戦いをします。
ところが、繁殖期以外は大変社交的になるユニークな鳥です。
この記事では、レアの特徴と日本で見られる動物園を紹介します。
【目次】
１・巨鳥レアはどこに生息するの？
２・レアの特徴① 何でも食べる
３・レアの特徴② 一夫多妻制
４・レアは日本のどこで見られるの？
１・巨鳥レアはどこに生息するの？
https://ja.wikipedia.org/wiki/レア・
Lip Kee Yap – originally posted to Flickr as Greater Rhea
レアは鳥綱レア目レア科レア属に分類されています。
頭高は1.2～1.5メートルで体重は20キロ～25キロと重いです。飛ぶことが出来ません。
翼の大きさは250センチです。
羽毛は灰色です。腰や翼は白くなっています。
寿命は10年くらいです。
生息地は南米大陸です。
アルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイ、ボリビア、ブラジルです。
南米大陸で最も大きな鳥です。
では、日本で一番大きな鳥は何でしょう？
オオワシです。オスは全長88センチ、メスは102センチです。
翼を広げた大きさは220～250センチにもなります。
この大きさで飛べるのは凄いですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/オオワシ 撮影者Jambomambo13
レアは草原地帯、熱帯雨林、砂漠、湿地に住んでいます。牧場にも多く住んでいます。
なお、ドイツにも数百羽ほど生息します。
これは食肉用のレアが脱走したものが野生化したものです。
２・レアの特徴① 何でも食べる
https://en.wikipedia.org/wiki/Greater_rhea
レアが主に食べるのは広葉樹であり、基本は草食です。
雑食であり、果物や根菜、トカゲ、バッタなどの昆虫、小動物も食べることがあります。
キャベツなどの農地を荒らすことがあり、害鳥として駆除が進み、生息数が激減しました。
食用、革製品への使用、ハンティング目的での乱獲も、減少要因となっています。
３・レアの特徴② 一夫多妻制
https://en.wikipedia.org/wiki/Greater_rhea
レアは一羽のオスが、2羽から12羽のメスを囲います。
繁殖期には同じ巣のメスが、自分の産んだ卵を順に並べます。
卵はオスが抱き、その数は10個から60個にもなります。
卵の大きさは13センチ×9センチ。600グラム。
卵を予め、巣の周りに幾つか並べておき、外敵がそちらに気をとられるようにしています。
このようにして敵が巣の中に入るのを防いでいます。
卵は29日から43日ほどで孵ります。
オスは雛が育つまで、厳重にガードします。
４・レアは日本のどこで見られるの？
レアが見られる、日本の動物園を紹介します。
https://ja.wikipedia.org/wiki/福山市動物園 投稿者メルビル
①福山市立動物園（広島県）
ボルネオゾウ、アムールトラ、ライオン、カピパラ、ワラビーから
ペンギン、ヒクイドリまでバラエティに富んだ動物がいます。
JR福山駅からは遠く、車でのアクセスが便利です。
無料駐車場は７００台です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/久留米市鳥類センター 投稿者そらみみ
②久留米市鳥類センター（福岡県）
９割以上が鳥類の展示ですが、リスザルやウサギなどもいます。
クジャク、キジ、ダチョウ、フクロウ、ハヤブサ、ツル、ペリカンまで一通り見られます。
西鉄の櫛原駅から徒歩５分です。
電車でのアクセスが便利ですね。
南米に生息する巨鳥レア。生物はそれぞれにユニークな習性があって興味深いですね。
世界各地、そこでしか見られない生物に会ったときを考えると心躍ります。
いつか南米でレアを見てみたいものです。
読んでいただきましてありがとうございました。