タスマニア島はオーストラリア大陸から南東に240キロ、
北海道の8割の大きさの島です。
スリランカとほぼ同じですね。
人口は50万人と大変少ないです。
北海道530万人、スリランカ2120万人と
比べるとよくわかります。
原生林も多く残る、タスマニア島に生息する
独特の動物をまとめました。
目次
- タスマニアデビル
- ワラビー
- ウォンバット
- ハリモグラ
- カモノハシ
- コガタペンギン(フェアリーペンギン)
1.タスマニアデビル
頭胴長50~60cm
尾の長さ 20~30cm
体重 雄10~12キロ
雌6~8キロ
現在はタスマニア島のみに生息します。
「デビル顔面腫瘍性疾患」という伝染病により、
急激に個体が減少しています。
2008年には絶滅危惧種に指定されました。
近い将来野生の個体は絶滅すると見られています。
肉食性の有袋類で、夜行性です。
主に死肉を食し、骨も噛み砕く強い顎をもっています。
体重と噛む強さの比率では
哺乳類最強だそうです。
一見すると可愛いのですが、
荒々しい気性、背筋が凍るようなシャープな鳴き声から
「デビル」と命名されたのでしょう。
2.ワラビー
ワラビーはオーストラリア本土にも多数生息する
小型のカンガルーです。
カンガルーとワラビーの違いは明確には定められていません。
およそ平均体重が25キロ以下の種類が
ワラビーとされています。
「トリビアの泉」でも放送していましたね。
タスマニア島のアカクビワラビーは
雄が体重15キロ~26キロ、頭胴長80cm前後
雌が11キロから15キロ、頭胴長70cm前後です。
草食で果実や、草を食べます。
天敵はキツネやディンゴそして、自動車と
言ったところでしょう。
よく衝突事故になるそうです。
筆者は日本で電車の運転士をしていました。
一番は衝突した動物は鹿です。
鹿は学習しないので、電車が来ても
何が起こっているのか理解せず困りものでした。
タヌキは減光すると逃げてくれましたね。
珍しいものですと、カモシカやミミズクなども
目撃したことがあります。(はねていません)
3.ウォンバット
頭胴長70~110cm
体重19~33キロ
尻尾は痕跡程度しかありません。
内股で歩くことがユーモラスです。
夜行性で、植物の葉や根を食べます。
短距離であれば時速40キロで走れるそうです。
日本のイノシシと同程度の速さです。
ちなみにカンガルーは時速60キロで
ぴょんぴょん跳ねるそうです。
巣を作るために、穴を掘るので
害獣としてかつては駆除されていました。
現在は保護動物になっています。
とてもおとなしい動物です。
4.ハリモグラ
頭胴長30~45cm
体重2.5~8キロ
モグラと名前がついていますが、
モグラとは全く別の種です。
背面から側面かけて棘がある。
固い土の上で襲われたり、驚いたときに
体をかがめて防御します。
やわらかい土の上ですと、
地面を掘り下げて、
2,3分で真下に潜ってしまうそうです。
地面に吸い込まれていく感じです。
ライブで見てみたいものです。
棘があるにもかかわらず、タスマニアデビルや猛禽類
ディンゴ、キツネなどに食べられることがあります。
シロアリや蟻を長い舌で
素早く獲って食べます。
舌の動きはとても速く、
1分間に100回ほど出し入れできます。
歯はありませんので、
下の奥のトゲトゲした部分と
口蓋で、すりつぶして食します。
オーストラリアの象徴の動物となっており、
50セント硬貨に描かれています。
5.カモノハシ
体長60cm程度
体重雄1~3キロ
雌0.7~1.8キロ
ゴムのようなくちばしをもっています。
水掻きが発達しています。
雄の後ろ脚には蹴り爪があり
先端からは毒が分泌されます。
この毒の強さは犬程度なら
死んでしまうそうです。
人間でもモルヒネを投与しても
収まらない強い痛みとなります。
昆虫や、甲殻類、貝やカエルなどを食べます。
最大で11分水に潜っていられるそうです。
6.コガタペンギン(フェアリーペンギン)
体長40cm
体重1キロ
ペンギンの中で最も小さい種類です。
野生のペンギンの生息域は、ほぼ南半球に限られています。
日本の水族館でよく見かける種類は
フンボルトペンギンで、体長60cmです。
コガタペンギンは丸くなった猫くらいですね。
日本にはフンボルトペンギンの
全生息数の一割(1600羽)がいるそうです。
日本は知られざるペンギン大国なのです。
筆者は南アフリカのケープ半島に生息する
ケープペンギンのコロニーを見ました。
ビーチにぞろぞろと、思い思いに
ペンギンが暮らしており、
感動いたしました。
野生のペンギンは一見の価値があると思います。
以上タスマニア島の動物についてまとめました。
読んでいただきましてありがとうございました。