海外移住まで3(日本語教育能力検定試験)

こんにちは。文茶屋です。

2017年に8月末で41歳で退職。
海外で日本語教師を目指すことにしました。

異業種からの転職であるぼくは、
まず日本語教育能力検定試験の合格を目指しました。
10月22日の試験まで、
2か月半前の、8月上旬より勉強を開始しました。

【目次】

  1. 日本語教育能力検定試験とは?勉強のコツは?
  2. 試験当日流れは?

1.日本語教育能力検定試験とは?勉強のコツは?

日本語教育能力検定試験は、
公益財団法人・国際教育支援協会(JEES)
年に一度実施している試験です。

免許ではないので、この資格が無いと
日本語教師になれない、ということはありません。

しかし、前項で記した通り、
求人の条件の一つになっていることが多いです

日本語教師を目指す方はぜひとも合格してください。

年一回、10月に検定試験が有ります。
受験料は10600円です。
会場は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡です。
僕は実家に近い大阪を選びました。

願書は6月中旬から8月上旬の受付です。
全国の主要書店で販売しています。
400円です。

僕は、退職届を会社に提出した7月に
長野市で一番大きな書店の、
平安堂で願書を手に入れました。

早めに願書を手に入れないと、
売り切れることもあるそうです。気を付けてください。
願書のハガキは9月に届きました。


8月の初めより、勉強を開始しました。受験まで二か月半でした。

出題範囲はたいへん広いです。
1 社会・文化・地域:日本の社会、文化・異文化接触・日本の言語政策と教育史など
2 言語と社会:各国の教育制度・社会言語学・言語非言語行動・アイデンティティなど
3 言語と心理:談話理解・第一言語、第二言語、習得過程・中間言語・ストラテジー・異文化受容、適応など
4 言語と教育:言語教育法(実践的知識、能力・コースデザイン・教授法など)・異文化教育・多文化教育など
5 言語一般:言語の構造一般・日本語の構造・コミュニケーション能力など

こうして、検定試験の出題範囲の一部を列挙すると
何から手を付けたらよいのか?何を勉強すればいいのか?
不安になると思います

でも心配はいりません。
やることはシンプルです。


① 一冊で全範囲をカバーし、問題傾向を押さえた本をやり込む。

これと決めた一冊を全て覚えるまで、
何回も読み込む、過去問題を解く。
これが王道だと思います。

僕はヒューマンアカデミーの
「日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第4版」(¥3200+税)
を使いました。
読みやすく、要点が凝縮されています。
音声問題のCDもついています。

この本を丸ごと覚えてしまえば、七割完成だと思います
残り三割は、勉強が中盤以降に
自分に合った、他の本を探して補強すると良いです。


② おすすめの勉強のやり方は、何度も通しでよむこと
一回目では全然頭に入りませんが、
5、6回読んでくると結構浸みこんできます。

ちょうど頭の中のザルの目が
細かくなっていく感じです。

知識がこぼれ落ちず、
引っかかることが多くなるのです。


③ 勉強開始の前に一度、過去問題に目を通すこと

まず、試験の全貌を把握しておくこと。非常に大切です。
その後、勉強が中盤以降に過去問題を解くようにしてください。

試験の配分は
試験Ⅰ 90分・100点
試験Ⅱ 30分・40点
試験Ⅲ 120分・100点です。論述問題があります。

試験当日が近づくと、時間を計って過去問題を解きました。

問題量が多いので、過去問題で時間配分もつかんでください。

過去問題集は、凡人社から毎年
「日本語教育能力検定試験 試験問題」が出ています。(税込み¥1512)
かならず、三年から四年分は解いてください。
後半の勉強は、試験問題自体に慣れることが大切です。


④ 聴解の問題は、CDを何度も聞いて耳をならすこと
聴解問題については、
おそらく生まれて初めて接するタイプの試験です。

それが理由で!はじめは難しく感じるのです。
何度も聞いていると耳が慣れてきます。

音の高低は、実際に自分で声に出して練習してください。


⑤ 記述問題は解答例をたくさん読むこと
記述は色んな問題と、解答例をたくさん読んでください。

無茶な変化球の問題はありませんから、
頭に入った解答例を
自分なりに変えて書けばよいのです。

結論をはっきりと、自分の意見をはっきりと書いてください。


合格率は20パーセント強です。
4人から5人に一人の割合です。

毎年この割合を維持しているので、
何点取れば合格!ということではなく、
上位20パーセントに入れば良いということです。

2.試験当日はどんな流れ?

① 試験当日は、周辺県から受験者が殺到する

僕の受験した2017年は大阪産業大学で行われました。
最寄りのJR住道駅からのバスは、まさに長蛇の如し。ものすごい人待ちでした。

会話から察するに、
現役の日本語教師の方も多く受験するようです。

受験会場は年により変わります。

どこであっても、開始試験より相当早めに、
会場の近くへ
行ったほうが良いでしょう。
なお、9時までは会場に入ることができませんでした。

僕の実家の姫路から、
早起きすれば行けない距離ではありませんでした。

しかし一駅隣の鴻池新田駅のホテルに泊まって正解でした、
この年は台風も直撃し、大変な混乱だったです。
(でも試験は行われました)


② 試験時間は長い。体力勝負

試験Iが、90分100点です。
試験Ⅱ(聴解)が、30分40点、試験Ⅲが120分100点(論述問題含む)です。
計240点です。
試験時間だけで4時間の長丁場です。

各試験の間に、長い休み時間も有ります。終了は4時を過ぎます。

気分は一日がかりでした。

あらかじめ、コンビニで飲み物、お菓子やおにぎりを確保し、
休憩時間に栄養補給をおすすめします。

想像以上に体力を使います。

僕はアトピーが実家で悪化していましたので、
集中力持続に苦労しました。


自己採点では7割を切っており、駄目だと思いました。
しかし、二か月後の12月下旬、合格通知が届きました。
問題が難しく、平均点が低めだったと思われます。

正直なところ、運が良かった・・とも思いましたが。

まとめ

日本語教育能力検定試験は年一回、10月の実施。

願書は各県の大型書店で販売される。売り切れることがあるので注意。

出願期間は6月中旬から8月上旬まで。

受験票は9月ごろ送られてくる。


出題範囲は広い。

試験勉強のコツは
一冊ですべてをカバーした参考書を、何度も読み覚えてしまうこと

勉強を始める前に、過去問に目を通す。
試験問題の全貌を把握しておくこと

聴解は参考書に付属のCDで耳を慣らしておくこと

論述は沢山の問題例と回答例を読んで覚えておくこと


試験当日は大変な混雑なので、
早めに受験会場近くへ行っておくこと

試験は一日がかりなので「休憩時間に栄養補給出来るもの」を確保しておくこと