この記事では、六角精児さん出演の「呑み鉄本線・日本海」の
鉄道路線についてまとめてみました。 その1はこちら
目次
- 指宿枕崎線(2016年11月30日放送)
- 津軽鉄道・弘南鉄道(2017年3月5日放送)
- 島原鉄道(2017年4月12日放送)
- 石勝線(夕張支線)(2017年8年23日放送)
- 三江線(2017年11月29日放送)
- 野岩鉄道・会津鉄道(2018年2月18日放送)
- 予土線・土佐くろしお鉄道(2018年4月28日放送)
1.指宿枕崎線(2016年11月30日放送)
指宿枕崎(いぶすきまくらざき)線は
鹿児島中央から枕崎まで87.8キロの路線です。
鹿児島市内は都市型の鉄道で活気があります。
谷山、慈眼寺の駅は高架となり、デザインもあいまって
ローカル線とは思えない洗練された駅です。
初めて降り立った時は目を見張りました。
沿線最大の観光地、指宿は砂蒸し風呂で有名です。
国内観光ブームの頃の香りが残ります。
昔家族旅行で「サボテンのステーキ」を食べました。
今もあるのでしょうか?
末端部山川~枕崎は閑散線です。
枕崎へは鹿児島へショートカットする道路に対し、
鉄路は薩摩半島海岸部を遠回りしてしまいます。
遅すぎるうえ、運賃もかさんでしまい、競争力がありません。
しかし車窓は「開聞岳」や
南国らしい畑が素晴らしいです。
本州最南端の駅「西大山駅」があります。
ホーム一本だけの駅ですが、台湾からの旅行者で賑わっていました。
終点枕崎は片面ホームと、
新しいですが、小さく味わいある待合室の駅でした。
近くの銭湯で風呂を浴び、
町の食堂で食べたカツオが、さすがに美味しかったです。
2.津軽鉄道・弘南鉄道(2017年3月5日放送)
津軽鉄道は津軽五所川原~津軽中里20.7キロの私鉄です。
私は乗ったことがありませんが、
どちらもマイカー時代の中奮闘しておられると思います。
津軽鉄道はストーブ列車で有名ですね。
12月1日から3月31日まで走っています。
ストーブ弁当、さくら弁当など時期によって食べられる
予約制の弁当がユニークです。
弘南鉄道も地元密着の私鉄です。
弘前から黒石の弘南線(16.8キロ)と
大鰐から中央弘前の大鰐線(13.9キロ)からなります。
こちらも津軽の伝統郷土料理「けの汁」と弁当、飲み放題セットの
「けの汁列車」が冬季に走ります。
わたしはお酒が飲めないので、
こういう飲兵衛の方は、
地酒の列車がたのしめて羨ましい…。
鉄道会社はどこも知恵を絞って
いい列車を走らせていますからね。
3.島原鉄道(2017年4月12日放送)
島原半島のローカル私鉄です。
2008年、島原外港~加津佐の区間は廃止されました。
現在は、諫早から島原外港まで43.2キロが営業しています。
島原鉄道といえば、宮崎康平(元常務取締役)が有名です。
昭和24年(1949年)昭和天皇の島原行幸の際、
島原鉄道は路盤強化必要となりました。
昼夜突貫の工事が行われました。
宮崎康平は仕事の過労のため、失明します。
しかし、昭和天皇の案内役を務めるため、
鉄道のカーブの数を数え、何度も練習し暗記したのです。
昭和天皇は、最後に側近に知らされるまで、
宮崎康平が盲目ということに
気づかなかったということです。
これを城山三郎が小説化したのが「盲人重役」です。
島原鉄道に乗る前に一読したいですね。
イベント列車は「しまてつ カフェトレイン」が走っています。
グリーンカレーと地元有名スイーツ、
アテンダントによる案内などが含まれています。
4.石勝線(夕張支線)(2017年8年23日放送)
この区間は夕張の石炭輸送で栄えた区間です。
石勝線の新夕張から夕張までの16.1キロの枝線です。
2018年現在夕張市は人口8212人です。
人口最多を記録した1960年は116,908人でした。
筆者は数年前に訪れました。
平地が少なく、山に挟まれ、坂が多かったです。
渓流が流れる音と、静まった町が印象的でした。
終点夕張駅は三代目で、マウントレースイスキー場の前の駅です。
ホテルのほうが巨大で、駅はおまけのようでした。
この区間は2019年4月1日に廃止となります。
5.三江線(2017年11月29日放送)
三江線江津~三次・108.1キロは
2018年3月31日をもって営業終了、廃線となりました。
筆者は高校時代の1992年に初めて乗りました。
三次から乗ったのですが、
隣の尾関山駅は、比較的人家の多いところにあるのに
人の気配がなかったのを覚えています。
そのあと、沿線を自転車で回りました。
川幅の広い江の川にそって、狭い道と小さな集落しかなく
よく残っているな、と思ったものです。
ホームが地上20メートルの無人の高架駅
宇都井にも行きました。
四半世紀以上も前の話です。
6.野岩鉄道・会津鉄道(2018年2月18日放送)
野岩鉄道は東武鉄道・新藤原~会津高原尾瀬口まで 30.7キロ
会津鉄道は会津高原尾瀬口~只見線西若松まで57.4キロの路線です。
会津若松から東武鬼怒川温泉に抜けるルートを構成しています。
筆者が小学生の1986年に、
野岩鉄道が開通し、国鉄会津線が会津鉄道となり
新しいルートが形成されました。
一度乗車しました。
西日本出身の人間ですから、
野岩鉄道がこんな山奥を通っているとは思いませんでした。
観光客が頼みの綱ですね。
2017年から東武伊勢崎線直通の特急
「リバティ会津」が走っています。
7.予土線・土佐くろしお鉄道(2018年4月28日放送)
予土線はJR四国の路線で、若井から北宇和島まで76.3キロの路線です。
土佐くろしお鉄道中村線(43.1キロ)は、もとJR中村線です。
中村から宿毛までの宿毛線(23.6キロ)は
国鉄再建のため、建設が凍結されていたのですが
1997年に開通しました。
宮脇俊三さんの小説「線路のない時刻表」に
建設を中止していたころの宿毛線が出てきます。
この小説は、宮脇さん自作の架空の時刻表が載っております。
終点宿毛は立派な高架駅です。
思っていたよりは、郊外型の店舗が多く
大きな町だと思いました。
ただ、現在特急列車のほとんどは中村までとなりました。
地方はどこも車社会です。
人口の希薄なエリアだけに経営は大変だと思います。
旅のルートとしては、
宿毛まで列車、宿毛からフェリーで九州に抜けると
バリエーションが広がり楽しいと思います。
以上、六角精児さん「呑み鉄・日本旅」の路線をまとめてみました。
どの路線も「旅情」が残りますので、ぜひ出かけてみてください。
読んでいただきましてありがとうございました。
その3へ続く
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